聖学院教会は、1976年に東京都北区にある日本キリスト教団「滝野川教会」と学校法人「聖学院」との協力により1976年のイースターより、日本キリスト教団「緑聖伝道所」として設立され、礼拝を開始しました。
「緑聖」という名称は、1967年よりこの地に設置されていた「女子聖学院短期大学」との良き協力関係の象徴として、短大の学園祭の名称でもある「緑聖」から取られたものでした。
その後、1996年には伝道所から正式な教会として認められましたが、その間、1988年から現在の新会堂が完成するまでは聖学院大学の教室をお借りして礼拝を守ってきました。
2004年秋には聖学院との共同事業により現在の新会堂が建てられ、2009年4月からは「聖学院教会」へと名称が変更されました。
聖学院教会は、教育機関である学校法人「聖学院」と、これまで以上により密接な連携の下、地域への伝道・奉仕と共に、特に聖学院大学、聖学院みどり幼稚園の学生・園児・保護者や教職員などへの伝道活動をもその使命として活動を行っています。
聖学院教会はプロテスタント・キリスト教の教会ですが、その由来は1883年アメリカのプロテスタント・キリスト教の一派であるディサイプルス派の外国伝道協会派遣の最初の宣教師チャールス・E・ガルスト夫妻(Mr.&Mrs.
Charles E. Garst)とジョージ・T・スミス夫妻(Mr. &Mrs. George T. Smith)による日本伝道にあります。ディサイプルス派(TheDisciples
of Christ)の起源は19世紀初期にアメリカの教会間に起こった教会合同運動にその端を発しています。
この運動の根本理念は、
1.教会は教派的に分かれることなく、一つでなければならない。
2.教会の分派をなくすために教会は信仰箇条という人間の意見を教会に入る条件として採用してはならない。
3.キリスト者はすべて、ただ「われはキリストの弟子なり」との一点に立つべきであり、それゆえ特に新約聖書を重んじる。
という点に要約されます。
その後様々な変遷を経て現代に至っていますが、機構的には会衆政治であり、個々の教会の自主性を重んじ、牧師、伝道師は平信徒と異なった資格と力は与えられず、等しくキリストのディサイプル(使徒、弟子)であることを主張します。
儀式としてはバプテスマ(洗礼式)と主の晩餐(聖餐式)の2つを持ち、バプテスマは浸礼をもって行い、主の晩餐は日曜毎に守られます。また、これらの儀式を司るのは牧師とは限らず、教会は長老と執事の役員を選ぶのが普通です。ただし、現在日本にある旧ディサイプルス教会は全て日本キリスト教団に加入しており、旧新約聖書を重んじ、教団信仰告白を告白し、聖礼典は牧師のみが司式しています。また、長老・執事を立てることはなく、ただ教会役員のみを選任しています。
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